Family photos -concept-
大人になってふとのぞいた昔のアルバムに、小さかった自分の姿とともに父と母の若かりし頃の写真を見つけました。そこにはハイチーズで写っている写真はたくさんあったのですが、残念ながら3人の日常を切り取った客観的な家族像がありませんでした。僕がみたかったのはその時の家族がどのような時間を過ごしていたかであり、どのように父と母が僕に接してくれていたかということだったのです。その写真がないということは、それを撮る人間がそこにいなかったということであり、そして同時に家族の日常というありふれた時間は、誰かが意図的に撮らないと記録としては残らないということでもありました。
その家族写真は誰がみますか。誰のためにその時間を残しますか。写真作家として一つの家族と対峙すること。残さなければいつの間にか流れ去ってしまう時間を形にすること。それが僕の仕事であり、使命でもあると思っております。
家族写真の撮影にあたりまして
基本的にはご家族のもとへ伺う出張撮影を行っております。被写体となるご家族の方にリラックスしていただき、見慣れた景色の中でいつも通りの表情を、という思いからです。
近年、スマホやミラーレス一眼カメラの普及によって、誰でもキレイな写真を撮ることができるようになりました。そんな中、家族写真を撮る専門家としての特別な仕事とはなんだろうと日々考えております。そのご家族が欲しい写真はどういうものか、どのようなアングルで切り取れるか、どのレンズでどういう背景で、どういうトーンと色味で写真を仕上げればよいか・・・。
一流ホテルのサービスのように、自分の家族写真撮影もお客様に心から喜んでいただけるものにしたいと思っております。撮影された写真を評価するのは、私ではなく撮影を依頼されたご家族の方です。ご依頼にそえる仕事ができているか、納得のいくものを本当にお届けできているのか。いつも自分に問いかけながら、日々の撮影に挑んでいます。お客様の予想を上回る喜びと感動を残すことが自分の仕事であり、使命であります。
10年後にも20年後にも見返したくなるような、そしていつでも側に置いてもらえるような、そういう写真を撮るために僕は今日もシャッターを切っています。「あんな時もあったよね」を創ること。それも撮影する側の仕事なのだと思っております。
撮影料金につきまして
出張撮影ですので、一般的な家族写真撮影よりは割高に感じるかもしれません。またスタジオなどでパッケージになっている様々なフォトグッズ(額装された写真やフォトパネルなど)などもご用意できておりません。しかし、撮影に自由が利きます。場所も、時間も、どういう写真が欲しいという要望も。お客様との1対1ですので、細かい所までサービスの手が届きます。多少の無理もなんのその。サクラの季節に撮って欲しい!というご要望があれば、どの時間が一番キレイに撮れるのか、何人で撮るのかなどこちらからの提案も混ぜて撮影に入ります。一人一人のご希望にその都度合わせて撮影に入れることが武器であると思っております。家族写真はもっと身近にあるべきで、堅苦しいビジネスなしのざっくばらんさと共に頑張らせていただいております。
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私自身につきまして
誰が撮影するのか、というのは大事な要素だと思います。全ての撮影は私が行い、現像作業なども全て私が行っております。簡単な略歴と自分自身の紹介(になってるのかわかりませんが・・・)が書いてありますので、よろしければご覧になって下さい。